2025年1月にLPIC-2に合格したため、合格までの勉強方法等を記載する。
試験の前提情報
Linux OSの知識を要求するテストの中級。
LPIC201、LPIC202の両方に合格するとLPIC-2の認定証がもらえる。
受験料は各試験で \18000+税 ずつ。
試験会場は各地のテストセンターで、大体毎日実施している。
試験終了後すぐに合否が分かる。
筆者スペック&結果
■筆者スペック
・インフラエンジニア2年目
・勉強期間はLPIC201 2ヶ月、LPIC202 1ヶ月
■試験結果
LPIC201 セクション名
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正解率
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LPIC202 セクション名
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正解率
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キャパシティプランニング
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87%
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ドメインネームサーバ
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100%
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Linuxカーネル
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44%
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HTTPサービス
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90%
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システムの起動
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66%
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ファイル共有
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87%
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ファイルシステムとデバイス
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77%
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ネットワーククライアントの管理
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100%
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高度なストレージ管理
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75%
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電子メールサービス
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100%
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ネットワーク設定
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90%
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システムのセキュリティ
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85%
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システムの保守
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83%
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–
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–
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合計
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75%
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合計
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94%
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勉強方法
- Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応 (あずき本)
・最初に教科書として1週
・テスト1週間前に復習として1週
・1日1章勉強したため、LPIC201/202共に大体7日で1週 - Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応
・あずき本の各章読破後に対応箇所の問題演習として活用して1週
・テスト1週間前に復習として1週
・1日1章勉強したため、LPIC201/202共に大体7日で1週 - 学易
・問題演習が足りなかったので活用
・LPIC2の問題は無料
・LPIC202は問題数が少なく、54問くらいしかない(LPIC201はやってないので知らない) - Ping-t
・問題演習として活用したが、ほぼ勉強する必要なし(理由は後述)
LPIC 201と202の間に変えた勉強方法
■LPI公式の試験範囲を確認
LPIC201では広い知識をカバーしようと思い、理解度が浅くなったと感じたため、
LPIC202ではLPI公式の試験範囲を確認して比重が高い分野により力を入れた。
■Ping-tをやめた
LPIC201ではPing-tで約400問の問題演習したが、試験では出ないような問題もあるため、
それに頭を悩ませるのがしょうもなかった。
LPIC202では思い切ってPing-tをやめて動画などで分野の基礎理解に時間を割いたところ
短時間で点数が伸びた。
日数を決めて短期間で問題数をこなして足りない知識を無理やり詰め込む手法として
Ping-tを活用するのはありだと思うが、月額料金がかかるためあまりおススメしない。
■簡単なもののみに限って構築
LPIC201では何でもかんでも構築して検証したが、検証するために多くの設定をして、
想定より時間がかかるのが良くなかった。
(例えば、名前解決を確認するためにWebサーバを新たに作ってネットワーク設定をして~とか。)
LPIC202では簡単に検証できるものに絞って構築&検証を実施した。
(例えば、BINDをインストールして/etc/named.confのデフォルト設定を確認、
named-checkconfの確認とか。)
締め
勉強して、LPIC2ってWebサーバって何、LDAPサーバってどういう機能/役割などを学べて、
Linux OSに限らず知識を流用できるため、初学者におすすめの資格という所感。
少しでも参考になれば幸いです。
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